北海道一周旅行 その3(稚内~)
今回で最後です。
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夕方は少し戻ってノシャップ岬へ。
夕日を撮りつつ夜に星を撮るためのロケハン。
今回のベストショットの半分くらいここで撮れた気がする。
安直っぽいけど普通に好きな写真。
現像ウマ男シリーズ。
逆光耐性がないことがいい感じにプラスになった例かもしれない。
光源の周辺だけ程々に飛んでくれたので現像もしやすかったです(グレーディングすると中央付近だけ綺麗にハイライト判定になってました)。
月が写っているやつ。
若干やりすぎな現像ではあるけど、意外と嫌いじゃない。
いいタイミングでフェリーが通ったので、急いでシャッターを切った写真。
シネマスコープを付けるか迷って付けるほうを選びました。
ホテルにチェックインして風呂を済ませてから再びノシャップ岬へ。
今回はライブコンポジットのみで構図を変えて撮影。
(10mm, f2.0, ISO200, 60sec*n)
北極星見つけるの下手くそすぎて一生オタクに教えてもらいながらラジコンしてました。星の現像わからんけど、この手の写真はもっとわからん。何したらいいのこれ。
とはいえ構図は完璧だし概ね満足。
一晩放置したカメラを回収したら行動開始。
始めに稚内港北防波堤ドームへ。
イタリアのガール水道橋みたいな防波堤を見に来たわけですが、こっちのほうがいい写真になったのでこっちを貼ります。シンプルなアンセム構図だけど悪くない。
続いて「白い貝殻の道(白い道)」というところへ。
どう頑張っても空が納得できない色にしかならなかった。
とはいえ他は悪くないので採用しました。彩度上げすぎな気もしますが、現場の雰囲気からしてこれくらい挙げてもいいと判断しました。
一般通過バイク。
写真はともかく、夏ゲーって感じの雰囲気が味わえてよかったなぁと。聖地になってるエロゲありそう。
ただ、人が多くて混み合っていたので、ゆっくり味わうという感じではなかった。
昼食に猿払村の「道の駅 さるふつ公園」へ。
ちょうど昼時に通りかかったというだけの理由で寄ったはずが、ホタテ料理が想像以上に美味しい。
ホタテラーメンとホタテカツ丼を二人で半分ずつ食べることに。
ラーメンは具材が少ないにも関わらず、スープが非常に濃厚でホタテの威力を感じる。
続いてカツ丼。ホタテのカツってどんなもんだ?って思いながら口に入れると、高級肉か???というくらいの勢いで溶ける。
猿払はホタテで有名らしく、通常は4年のところを5年かけて育てているとのこと。
低い水温の地域で育てるため、旨味が強いらしい。
この道の駅にはホテルも併設されているので、機会があったら泊まりたいですね。
この日の後半はだいたい移動。
北海道特有の一生真っ直ぐな道を走りつつ、北見へ向かっていく。
音威子府駅に寄ったりしつつ、夜には北見へ到着。
夕飯は「焼肉の龍巳」という店。
写真は忘れたのでないです(威風堂々)。
地元民がよく食べにくる店らしく、他の客は全員地元民という感じ。
ホルモンやらタンやら色々食べましたが、個人的にはカルビが一番好きでした。
散々食べても会計は二人で合計2900円と激安で、地元民が来るのも頷ける価格と味でした。
夕食後は星を狙うために網走の能取岬へ。
到着したものの、眠気に負けてそのまま車中泊。星は諦めました。
早朝に起きて、岬で少しだけ撮影。
岬を出発したら網走駅へ。
雨森小夜。
電車というか駅の写真わからん。
次は北浜駅。
ここの写真は意外と上手くいった気がする。
夏ゲーっぽい雰囲気を出すことばっか考えてんなこいつ。
昼食は止別駅の中にある「ラーメンきっさ えきばしゃ」。
写真は「ツーラーメン」。シンプルながら味が良く出ていて美味でした。
もう一つ「駅長ラーメン」というのを注文して半分ずつ食べました(写真は手元にないので興味あればググって、どうぞ)。
なお、けっこう人気があるらしく、4組待ちくらいでした。
移動を再会し、この日の宿泊地・川湯温泉に到着。
(なんかホワイトバランスおかしくない?)
駅舎に喫茶店が併設されていて、良い雰囲気。
この後は特に動かず、旅館でゆっくり過ごしました。
川湯温泉は非常に酸性の強い硫黄泉で、pHは1.2とかだった記憶。釘なんかを入れておくと溶けるらしい。実際、傷口があったりすると患部がピリピリするくらいには酸性でした。(傷の治りが早くなる、らしい。)
夕飯も美味しく頂きつつ、日本酒で優勝してこの日は就寝。
朝食と朝風呂を済ませたらチェックアウトして行動開始。
最初はオンネトーへ。
地味に現像が難しかった写真。
オンネトーはPCゲーム「アメイジング・グレイス -What color is your attribute?-(きゃべつそふと)」の聖地になっていて、ここに来た理由の一つでした。
オンネトーを出発、摩周岳を車で途中まで登って登山客向けのカフェで一休みしたりしつつ、特にあてもなく移動。
時間が余っていたので、冬に行く予定の陸別町の下見へ。
銀河の森展望台へ行ってゆっくり展示を見たり、大型望遠鏡を実際に動かしてもらったりと、思った以上に楽しめるところでした。
写真は冬に取っておきます。
それでも時間が余り気味なので、網走のほうに戻って適当な場所で星を狙うことに。
結局、女満別湖畔キャンプ場というところを発見し、キャンプ客に配慮しながら撮影することに決定。軽く夕日を撮りながらロケハンだけ済ませ、すぐ近くの温泉へ。
入浴を済ませてカメラのセッティングへ。
比較的町に近く、若干の光害があるので、今日も天の川は狙わずに天球グルグルをします。
(10mm, f2.0, ISO200, 60sec*n)
撮れたものがこちら。今回やった天球グルグルの中で一番良かったかもしれない。
船がブレるのが気になりましたが、それよりも船と湖面を映して場所の情報を入れるほうを選びました。
なお、この日は近くの道の駅で車中泊。
早朝に起きてカメラを回収したら最終日の移動開始。
この日は22:30までに苫小牧港に着いていなければならないので、何ヶ所か立ち寄りつつも、ほとんど移動になりました。
コーヒーは煎りの深さが4段階あって、2番目に深い「森のか」というブレンド を頼んだのだけど、これが非常に美味い。
豆が売っていたので、挽いてもらって粉を買って帰りました。
次はタウシュベツ川橋梁が見える(はずの)展望台へ。
8月では橋梁は水に沈んだままなので、雰囲気だけ味わう。
展望台へ向かう道。
林道を抜けた先の橋梁。
帰り道になんとなく撮ったやつ。
こういう緑が性癖らしいね。
この後は、ナイタイ高原牧場のナイタイテラスでローストビーフとロコモコ丼を食べ、一直線に苫小牧へ。
途中で日勝峠(樹海ロード)とかいう険しい道を越えながら、苫小牧に到着。
意外と時間に余裕がなく、洗濯物をコインランドリーに放り込んだら爆速でスーパー銭湯に入り、爆速で洗濯物を回収、苫小牧港へ直行して乗船手続きを済ませました。
今回乗ったのは苫小牧-大洗間を運航する商船三井の「さんふらわあ しれとこ」。
行きの青函フェリーのn倍人権があって驚いた。
16時間以上乗っていたわけですが、船内では二人とも半分以上の時間を爆睡に使っていました。
フェリーを降りたらそのまま高速に乗って自宅まで送り届けてもらい、解散となりました。
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北海道一周という、学生のうちしかできない、なおかつn番煎じされたであろうベッタベタの旅行をしたわけですが、終わってみれば、唯一無二の体験だったようにも感じられます。考えてもみれば、旅行というのは須らく誰かの二番煎じでしかない。ただ、誰かが辿ったであろう行程をなぞる中に、様々な偶発性が生まれてくるわけで、旅行の動機・意味はそこに収束してくるのだろうと思います。これ自体は別に新しい発想でも何でもないし、前から考えていたことではあるけれど、学生時代の最後にそれを身を以て感じられたのはよかったなぁと、そんなようなことをぼんやり考えていました。
写真に関しても、天の川をしっかり写せたりといった実績解除ができたし、これまでより数段気に入った写真が何枚も撮れたので、1段階レベルが上がったような気がします。別に"上手い"写真が撮りたいわけではないけれど、得るものは大きかったと思います。
まあ要は楽しかったということです(小並感)。同行オタクはありがとうございました。